映画館「シネマ」
デジタル上映なんて夢の話さ
 マキオの家からカタナ川を渡った東側にある「シネマ」。ストーンヒルの住人に昔から愛されている小さな映画館である。映画館だから名前は「シネマ」。この名前、「ちょっとダイレクトすぎやしないか?」とお思いでしょうが、横文字を使うだけで「ナウい」と思われていた時代もあったのだからしょうがない。
 上映システムについては、当然デジタルになど対応しているわけもなく、最近のデジタル映像・デジタル音響に慣れてしまっている現代人にとっては、画質も音質も満足のいくものではないだろう。
 「馬鹿野郎、このフィルムの感触がいいんじゃねーか!」、「映画ってのはな、右上にたまに現れる黒い丸が大事なんだよ!」と、ストーンヒルの映画通のおじさんたちは口をそろえて言っているが、デジタル世代のマキオにとっては、「そんなのどうだっていいから綺麗なほうがいいよ」だそうだ。
 映画を観るときは、映画館に入る前に、まず向かって左側にある外の券売窓口でチケットを買わなければならない。向かって右側には売店専用の建物もあるので、観賞前にはポップコーンやコーラ、観賞後にはパンフレットやグッズも忘れずに購入しよう。
 映画館の料金は全国一律の金額であるが、大都会のデジタル上映と、ここ「シネマ」の料金が同じというのは、マキオ的にどうも納得がいかないようだ。
左が券売窓口、右が売店。
▲左が券売窓口、右が売店。
館内は禁煙だが、なんとなくタバコ臭い。
▲館内は禁煙だが、なんとなくタバコ臭い。