良ノ頭公園
気分転換に公園で読書してもいいのかしら?
 ストーンヒル北部、カタナ川を挟むように広がっているのは「良ノ頭公園(いいのかしらこうえん)」だ。ニューヨークの「セントラルパーク」にはかなわないだろうが、かなりの広さをほこるストーンヒル住人の憩いの場である。
 ベンチで読書をする学生、ジョギングをする中年サラリーマン、愛犬と散歩をするマダム、太極拳をする集団、見事なブレイクダンスを披露する老人など、さまざまな人がこの公園を利用している。
 「良ノ頭公園」を利用しているのは人だけではない。この公園には、なぜか犬や猫などの動物もよく集まる。ほとんどは飼い主のいるペットなのだが、飼い主がわざわざ連れてこなくても、ペットが勝手にこの公園に来てしまうのだそうだ。ペットにとっても、それほど居心地が良いということなのだろう。「動物は税金を納めていないくせに!」なんて心の寂しいことを言わないでくださいな。飼い主がちゃんと税金を納めているじゃないですか。
 ところで、この公園でデートする男女には、昔からちょっとしたお遊びがある。もうそろそろ暗くなるという時間に、公園内のベンチに座り、「このあとぼくの部屋へ来ないかい?」と男が誘う。すると女は「いいのかしら?」と言わなければならないという、暗黙のルールがあるのだ。もちろん強制ではないし断ってもいいのだが、せっかく良ノ頭公園に来ているということで、ついつい「いいのかしら?」と言いたくなってしまうのだろう。そういうこともあり、夜の良ノ頭公園はカップルが非常に多い。
「良い頭」という意味もあり受験生にも人気。
▲「良い頭」という意味もあり受験生にも人気。
カップルに人気の「いいのかしら?」ベンチ。
▲カップルに人気の「いいのかしら?」ベンチ。