マキオの家
家庭の事情により一人で暮らす発明少年の家
 日本のどこかに存在する中くらいの都市「ストーンヒル」西部に、発明が趣味の少年マキオの家はあるらしい。
 マキオは、まだ小学生にもかかわらず、広い一戸建てに一人で暮らしている。都心の狭いアパートで暮らす若者よ、「子どものくせに贅沢だ!」「うらやましいぜ!」なんて言っている場合ではないのだよ。そう、彼にも家庭の事情ってもんがあるのだから。
 マキオの父親は現在海外の大企業で働いており、ほとんど日本には帰ってこない。3年ほど前、日本から海外に長期出張に出てしまったのだ。この時、マキオは一緒に海外には行かず慣れ親しんだ日本にどうしても残りたかったので、パパを心配させまいと「ぼくは一人でも大丈夫だよ!」と健気にパパに言ったらしい。実際マキオはパパを納得させるくらいしっかりしていたようだ。父親と息子との会話は主に電話と電子メール。
 マキオの母親は、マキオが生まれた直後に事故で他界してしまったとパパから聞いている。マキオには母親の記憶がほとんどない。
 ちなみに必要な生活費は、毎月父親が銀行の口座へ振り込んでくれる。でも、本当に必要な分しか振り込まれないので、なかなか自分の発明品を完成させることができず、設計図ばかりがたまっていくのである。
一階にはマキオ専用のラボまである。
▲一階にはマキオ専用のラボまである。
二階のマキオとトムの部屋。
▲二階のマキオとトムの部屋。